世界的に近視人口が増加しており、2050年には世界の人口の50%が近視になると予測されています。一度近視になると元には戻りませんし、近視が非常に強くなると緑内障や網膜分離、網膜剥離などの視力に影響する合併症を引き起こします。小児のうちに、近視進行をなるべく抑えることが大切です。
治療
屋外活動
週14時間以上の屋外活動が近視進行抑制に有効であるといわれています。
クロセチン摂取
当院ではロートクリアビジョンジュニアEX、ロートクリアビジョンジュニアの取り扱いをしております。
オルソケラトロジー
特殊な形状のハードコンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズ)を就寝時に装用して近視を矯正する治療法です。コンタクトレンズをつけているのは就寝中だけですので、日中は裸眼で生活でき、手術をする必要もありません。近視進行抑制に効果がある可能性も研究されております。
他の矯正方法(めがね・コンタクトレンズ・レーシック)との違い
治療の流れ
※本治療は保険対象外、自由診療です。
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相談・適応検査・トライアルレンズ装用
オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を調べる「適応検査」を受けていただきます。(相談・検査費用が必要になります。)
適応検査で問題なければ、トライアルレンズを装用します。 -
お試し装用【約1ヵ月間】
個々の目に応じた「専用レンズ」を約1ヵ月間、お試しで装用します。1ヵ月分のケア用品もつきます。
お試し装用開始後1ヵ月以内はキャンセルが可能です。お試し装用に満足されなかった場合、思っていた裸眼視力改善が得られなかった場合、など。
※キャンセルとなった場合は、お試し費用を一部返金いたします。 -
治療継続の場合
初年度の費用をお支払いいただき、本治療を開始します。
- 【費用に含まれるもの】
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- 1年間の定期検査代
- 1年間の破損保証(1回限り)
- ケア用品は別途必要になります
※治療を継続している間は、最初の1ヵ月検査、以降3ヶ月ごとの定期受診が必要です。
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2年目以降
2年目以降も治療を継続する場合は、定期受診に際に費用をお支払いただきます。
オルソケラトロジーレンズをより安心してお使いいただくために、当院では2年ごとに新しいレンズを使用いただくようお薦めしています。
その他
- レンズの紛失時は、別途レンズ費用が必要となります。
- 1年以内の破損は左右1回に限り無料で保証します。
※但し、破損レンズの半分以上の返却が必要です。 - 2回目以降のレンズの破損時は、別途レンズ費用が必要です。
※治療を継続しない場合は、専用レンズを返却していただきます。
※治療の継続を希望しても、眼の健康状態などにより治療を継続できない場合があります。
費用について
- 相談・適応検査・トライアルレンズ装用
- 5,000円
- お試し装用【約1ヵ月間】
- 両眼60,000円
- 治療継続の場合、初年度
- 両眼100,000円
- 2年目以降の定期検査
- 5,000円/回
以上、すべて税別です。
その他詳細はお電話でお問い合わせください。
当院で使用しているレンズ
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