お子さまの近視の進行、諦めていませんか?
〜「見え方を整える」から「近視の進行を抑える」時代へ〜
「学校の検診で視力低下を指摘された」「毎年メガネの度数が強くなっている」…そんなお悩みをお持ちの保護者様へ。
従来のメガネは「遠くを見やすくする」ためのものでしたが、近年の眼科学の進歩により、「装着することで近視の進行そのものを抑制する特殊なメガネ」が登場しました。
てるばやし眼科では、お子さまの大切な将来の目を守るため、「近視進行抑制眼鏡」を取り扱っております。
なぜ近視は進むの?「メガネの度数」と「眼軸長」の関係
子どもの近視が進む主な原因は、眼球の奥行き(眼軸長:がんじくちょう)が伸びてしまうことです。一度伸びてしまった眼軸長は、残念ながら元に戻すことができません。

通常のメガネ(単焦点レンズ)で矯正すると、中心はハッキリ見えますが、目の周辺部では光が網膜の後ろ側にピントを結んでしまいます(遠視性デフォーカス)。
目はこのピントのズレに合わせようとして、後ろへ伸びようとし、結果として近視が進行します。
近視進行抑制メガネは、周辺部の光を網膜の手前に結ばせる特殊設計を採用しているため、「目が伸びようとするシグナル」を効果的にブロックします。

当院で扱っている近視進行抑制メガネの種類
当院では、お子さまの年齢、ライフスタイルに合わせて最適なレンズをご提案いたします。
① 多焦点分割眼鏡(最新デフォーカスレンズ)【推奨】
特殊な微小レンズ構造を組み込むことで、高い近視抑制効果と快適な視界を両立した最先端レンズです。
■ MiYOSMART(ミヨスマート / HOYA)
・[構造] レンズ中心部(9.4mm)はクリアな視界を確保し、その周囲にハニカム状の微小レンズ(DIMSテクノロジー)を配置。
・[効果] 近視進行抑制を行いながら、中心部の遠方視力は良好な結果が確認されている
・[装用感] 周辺部にわずかなぼやけを感じる場合がありますが、通常数日から数週間で慣れます。

■ Essilor® Stellest®(ステレスト / ニコン・エシロール)
・[構造] レンズ中心部(9.0mm)の周囲に、11個の同心円状リングに1021個の微小非球面レンズ(H.A.L.T.テクノロジー)を配置。
・[効果] 近視進行抑制を行いながら、中心部の遠方視力は良好な結果が確認されている
・[装用感] ミヨスマートに比べ周辺部を見たときの違和感が少なく、馴染みやすいのが特徴です。

【多焦点分割眼鏡 比較表】
| 比較項目 | MiYOSMART®(ミヨスマート) | Stellest®(ステレスト) |
| メーカー | HOYA | Nikon-Essilor |
| 平均抑制率 | 等価球面度数:52% 眼軸長:62% |
等価球面度数:67% 眼軸長:64% |
| 対応度数範囲 | 0.00 ~ -10.00D(乱視 ≦ -4.00D) | 2.00 ~ -12.00D(乱視 ≦ -4.00D) |
| 適応年齢 | 5 ~ 18歳 | 5 ~ 18歳 |
| 中心クリア領域 | 9.4 mm | 9.0 mm |
| 微小レンズ構造 | 1.0mm 球面レンズ(ハニカム配置) | 1.12mm 非球面レンズ(1021個同心円) |
| 材質・安全性 | ポリカーボネート(耐衝撃性) | ポリカーボネート(耐衝撃性) |
② 二重焦点眼鏡(EXレンズ)
・[特徴・構造] レンズ上半分が「遠く用」、下半分が「手元用(加入度数)」にはっきりと分かれているレンズ(境目にライン)。
・[仕組み] 近くを見るときにかかる目の調節力(負担)を軽減し、近視進行を抑制します。
・[メリット/費用] 近方視野が広く読書好きのお子さまに最適。導入費用が比較的安価
・[注意点] レンズ境目が見えることや、視線移動が必要なためスポーツ等には慣れが必要です。

③ バイオレットライト透過眼鏡(JINS VIOLET+)
・[特徴・構造] 太陽光に含まれる「バイオレットライト(波長360〜400nm)」を選択的に透過し、有害な紫外線はカット。
・[仕組み] バイオレットライトが近視進行を抑える遺伝子を活性化させます。
・[メリット/費用] 見え方の違和感がなく、手頃な価格で使用可能。
・[注意点] その他近視進行抑制眼鏡に比べると近視抑制効果は控えめとなります。

「目の健康」を守るために知っておきたい誤解と正しい習慣
Q1. ブルーライトカット眼鏡は子どもの近視予防になる?
【結論】小児の近視抑制目的でのブルーライトカット眼鏡は推奨されていません。
デジタル端末からのブルーライト量は自然光に比べて非常に少なく、網膜へ直接障害を与えるレベルではありません。「ブルーライトで近視が進む」という明確な科学的根拠はありません。夜間のデジタルデバイス等の使用を控え、睡眠リズムを保つことの方が重要です。
Q2. メガネの度数は弱めにした方が良い?
【結論】近視進行を防ぐためには「しっかり見える適切な度数(完全矯正)」が必要です。
「度数を強めると目が悪くなる」は誤解です。遠くがぼやけた状態(低矯正)でいると、目はピントを合わせようとしてかえって眼軸長を伸ばしてしまい、近視が進行しやすくなります。遠くがスッキリ見える適切な度数を装着することが基本です。
■ ご家庭でできる近視予防・生活習慣チェック
1. 太陽の光を浴びる: 1日2時間以上の屋外活動
2. 適切な作業距離: 読書・タブレット学習時は目から「30cm以上」離す
3. こまめな休憩: 20分近くを見たら、20秒間は20フィート(約6m)以上遠くを見る(20-20-20ルール)
4. 良い照明と姿勢: 部屋を明るく保ち、姿勢を正して学習する
当院での受診・治療の流れ
- 問診・視力検査・眼軸長測定等
現在の近視度数と、目の奥行きの長さ(眼軸長)等を精密に計測します。 - 診察・治療法のご提案
医師がお子さまの目の状態、ライフスタイルに合わせた最適な眼鏡タイプをご案内します。 - 処方箋発行・メガネの作製
推奨眼鏡店にて、お子さまのお顔に合わせた適正なフィッティング・作製を行います。 - 定期検診(3〜6ヶ月ごと)
定期的に視力や眼軸長等をチェックし、近視抑制効果と度数変化をフォローアップします。
保護者様へのメッセージ
お子さまの目の成長期は、近視が進行しやすい時期であると同時に、対策の効果が最も出やすい重要な時期でももあります。
「最近目を細めて見ている」「メガネの度数が合わなくなってきた」など、気になることがございましたら、まずは「てるばやし眼科」までお気軽にご相談ください。




