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コラム

強度近視に注意!合併症とその予防について

近年、近視の低年齢化とともに強度近視の患者数が増加しています。
強度近視とは、単に「視力が悪い」というだけでなく、眼球が通常よりも大きく伸びてしまっている状態を指します。
この状態は網膜や視神経などに負担がかかり、さまざまな合併症が起こるリスクが高まります。
今回は、強度近視の定義から代表的な合併症、そしてその予防法までを詳しく解説します。

強度近視の問題と向き合うために

強度近視は単なる「視力が悪い状態」ではなく、将来的に重い合併症を招く可能性のある病的な状態であると言うことを知っておきましょう。

網膜剥離や黄斑変性、緑内障などは放置すると視力を失う危険もあります。

しかし、早期に異変を発見し、定期的な検査を受けることで多くの合併症は予防や進行抑制が可能です。

てるばやし眼科では、強度近視や近視抑制治療に関する相談も受け付けています。

視力の変化を感じたら、早めの受診をご検討ください。

強度近視は単なる「視力が悪い状態」ではなく、将来的に重い合併症を招く可能性のある病的な状態であると言うことを知っておきましょう。
網膜剥離や黄斑変性、緑内障などは放置すると視力を失う危険もあります。
しかし、早期に異変を発見し、定期的な検査を受けることで多くの合併症は予防や進行抑制が可能です。
てるばやし眼科では、強度近視や近視抑制治療に関する相談も受け付けています。
視力の変化を感じたら、早めの受診をご検討ください。

強度近視とはどんな状態なのか

強度近視は、単なる屈折異常の一種ではなく、眼球そのものの形に変化が生じている病的な近視です。
視力矯正をしても視覚の質が下がりやすく、加齢とともにさまざまな目の病気を引き起こすことがあります。

強度近視の定義と眼球の構造変化

強度近視とは一般的に、屈折度数が−6.0D以上、または眼軸長が26.5mmを超える状態を指します。
この段階になると、眼球の後方部分が楕円形に伸びており、網膜や脈絡膜が薄くなる傾向が見られます。
眼軸が伸びることで、ピントが網膜よりも前に合うために遠くが見えにくくなり、矯正レンズを使っても完全にはクリアな視界を得にくい場合があります。

なぜ強度近視が増えているのか

現代では、子どものころからの長時間の近距離作業が当たり前になっています。
スマートフォンやタブレットの使用時間が長く、屋外で過ごす時間が減ったことが大きな要因です。
さらに、遺伝的に近視傾向のある人は、生活習慣による負担が加わることで、より強度近視に進行しやすくなります。

強度近視が引き起こす合併症

強度近視は単に視力が落ちるだけではなく、眼球の構造的な変化によってさまざまな合併症を引き起こします。
進行すると失明につながることもあるため、早期発見と定期検査を心掛けていきましょう。

網膜剥離

強度近視の人は、網膜が薄く引き延ばされているため、網膜に裂け目が生じやすくなります。
裂孔が拡大すると網膜剥離を起こし、視力を大きく失う危険があります。
初期症状としては「黒い点や糸くずのようなものが見える」「光が走るように見える閃光視」などがあり、こうした症状が気になった場合にはすぐに眼科を受診する必要があります。

黄斑変性

眼球が伸びることで、網膜の中心にある黄斑部が引き伸ばされ、変性を起こすことがあります。
このような症状を近視性黄斑変性といい、物が歪んで見えたり、中心が暗く見えたりすることが特徴です。
進行すると、矯正しても視力の回復が難しくなるため、定期的な眼底検査で早期発見することが大切です。

緑内障

強度近視は緑内障のリスクを高めることが知られています。
眼球の構造が変化することで視神経乳頭が脆くなり、眼圧によるダメージを受けやすくなるためです。
緑内障は自覚症状が乏しく、気づかないうちに視野が欠けていくため、強度近視の方は年に一度以上の定期検査が推奨されます。

白内障

強度近視では、水晶体に酸化ストレスが加わりやすく、白内障が早く進行する傾向があります。
特に後嚢下白内障というタイプが起こりやすく、中心視力に影響するため注意が必要です。

視網膜萎縮と後部ぶどう腫

強度近視では、眼球後部の壁が薄くなり「後部ぶどう腫」と呼ばれる膨らみができることがあります。
これにより網膜や脈絡膜がさらに薄くなり、視力の質が低下します。
一度形成されると元には戻らないため、進行を抑えるための生活習慣管理と定期的な検査が欠かせません。

強度近視を進行させないための対策

強度近視の進行を止めることは難しいですが、早期のケアと生活習慣の改善によって進行を緩やかにすることは可能です。
特に子どもや若年層では、近視進行抑制の取り組みが重要になります。

屋外活動を増やす

日光を浴びることで、網膜から分泌されるドーパミンが近視進行を抑制するといわれています。
1日1〜2時間程度、屋外で過ごすことが望ましく、特に成長期の子どもでは強度近視予防の効果が期待されます。

目の使い方を見直す

長時間の近距離作業は、毛様体筋に負担をかけ、眼軸を伸ばす原因になります。
勉強やスマホ操作の際は「30分作業したら5分休む」など、遠くを見る休憩を意識するようにしましょう。

点眼薬を使う

近年注目されている治療法として、0.01〜0.05%の低濃度アトロピン点眼があります。
副作用が少なく、小児への使用実績も多いため、予防的治療として有効です。

定期的な眼科検診

強度近視は自覚症状が少ないまま進行することが多いため、定期的な検査が欠かせません。特に、網膜や黄斑、視神経の状態を確認する光干渉断層計検査は、合併症の早期発見に役立ちます。